第37話:新潟転勤と家探し1

 北島治が転勤先の新潟で仕事面やプライベートで巻き起こす様々な
事件を生々しく、書いていく事にしよう。
 北島は結婚三年目で、二人の娘がいる。将来の幹部候補生として、
 入社四年目に転勤の声がかかった。赴任先は新潟営業所だった。
 北島にとって生まれて初めての新潟市あった。
 関東平野、大宮、高崎を抜け、だんだん山深くなり水上を
過ぎる頃には山に雪が見えた。

 小説雪国で有名な清水トンネルを抜けると雪国という感じだった。
 田畑も道も全部、雪だらけという印象が、ぴったりだった。
 雪におおわれているのを見ると、軽い、息苦しさを感じた。
 その後は、ずーっと同じ景色が続いた。

 かなり時間が長く感じられたが突然、次は新潟駅の案内放送を聞いた。
 北島と奥さん子供達と共に新幹線で新潟駅に降りた時なんとも言えない
湿っぽさと寒々しさがした。
 市内中心部をタクシーで移動する事にした。

最初に万代橋が見え、信濃川の大きさに驚かされた。
続いて、新潟伊勢丹が見えた。

 万代橋の渡った所にある今晩宿泊するホテルオークラ新潟に着いた。
 身重の奥さんの事を考えて、部屋でゆっくりと休んでから
ホテルのレストランへ行った。

 気品があり清潔そうな所で料理も十分満足できた。
 特に炊きたての、ご飯がうまい。
 独特な形に切った、しゃけの焼き物も、すごくおいしかった。

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