第38話:新潟転勤と家探し2

 
 翌日は、新潟営業所の山田所長と家族全員で面会する事にした。
 そして借家の場所や北島の新潟での営業活動のあらましを聞いた。
 山田所長から営業活動は四泊五日、つまり月曜日に出社し金曜日に
帰るという事になるだろうと聞かされた。

 次に北島君の借家は営業所から車で十五分位で交通の便の良い所で
広さは3LDK以上の物件を捜してみるつもりだと
山田所長が言ってくれた。
 その後、雑談して失礼した。
帰ってから、チェックアウトをしてホテル内の寿司屋へ
昼食を食べにいった。

 やはり新潟の魚は評判通り旨い。
 その後、新幹線で早めに全員で帰宅し、数日後、
再び家族で新潟へ入った。 
 その翌日、営業会議で北島が所員に紹介された。
 北島の担当地区は長岡、十日町、六日町、津南と新潟県の
山間部と決まった。
 会議の翌日、家族と合流して山田所長と借家を見て回った。

良い物件があると不動産屋さんが言うので行くと
、そこは営業所から車で約十五分、海に近い国道沿いの
新築二階建て4Kだった。
 家賃は駐車場込みで月6万円と関東では信じられない安さ。
もちろん奥さんも新築で4Kの広さに十分満足してくれた。
ただ奥さんは妊娠半年であり来月から出産に備えて実家へ戻る事なった。
そんな北島が、いろんな事件に巻き込まれるとは、つ
ゆ知らず溌剌と新潟営業所へ赴任していった。
次に営業所のメンバーを紹介しておこう。
営業所の山田所長は、ゴルフがめっぽ上手な学術肌の営業マン。
所長、自ら大学や県内の大型取引先を担当して営業活動に励んでいた。
営業所の女子事務員は新潟出身の高卒二年目と四年目で男子社員の話や
人事異動の話題について昼休みに話していた。
営業社員は他に三人。それぞれ担当地区ごとに紹介していく。
まず上越方面が入社二年目の佐藤君。

下越・新発田方面が入社五年目の鈴木君。
新潟市内と佐渡担当が入社六年目の山下君。
それに北島が長岡、中越など山間部担当。
新潟営業所は山田所長を含め男性営業社員五人体制となった。

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