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第八話:自分の夢をさがす。

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   自分だけの空間を持てたことで、集中して勉強も,趣味も できるようになった。英語は、FEN(米軍基地の英語放送)を 毎日聞くようにして、私の英語が、さびないように、 鍛えていた。 六畳の勉強部屋を与えられ、そこで,家庭教師をする様になった。 自由になる金も少しできたのである。 そこで最初に興味を持ったのは珈琲であった。 喫茶店で飲んだ珈琲の旨さが忘れらなかった。 そこで最初は手動式珈琲ミルと、サイフォンを買って、 豆をひいて、珈琲をいれる様になったのであった。 サイフォンは,下に球形のガラス容器(フラスコ)と、 上に円筒形のガラス容器(ロート)と二つの容器をゴムで 接合できる形状であり、の容器ロートの下に、 布製のフィルターをかましてあり、そこで、 濾過する格好になっている。 書いて説明するより、実際に見た方が、わかりやすい。 サイフォンは、水の入った下のガラス容器(フラスコ)の 下からアルコールランプに火をつけ直火で湯を沸かす。 湯が沸き始めたら、ひいておいた珈琲豆を、 上のガラス容器(ロート)のフィルターの上に置き、 ロートをフラスコに差し込むと、沸騰したお湯が、 上の容器に移り、全部が上に,移った時に、 アルコールランプを消すのである。そうすると、上にたまった、 珈琲と湯の混ざったものが、真ん中のフィルターで、 濾過され、香ばしい珈琲が、できるのである。 ただ、その後、サイフォンを、毎回洗うことが 面倒になり、簡単な、ドリップにした。 コーヒー豆は、モカ、キリマンジャロマンデリン、 ブラジルなど、いろんな豆を、少しづつ、 買って楽しむようになった。 その後、紅茶にも,興味を持ち、ダージリン、 オレンジペコなどを飲み始めた。 その次に、興味を持ったのは、当時はやっていた、 ゲルマニウムラジオから、真空管ラジオを経て、 オーディオに夢中になっていった。趣味というものは、 最初、あこがれからはじまり、その夢が、だんだん大きく 膨らんでいくものだと再認識させられた。