地球温暖化のマクロ対策1

それでは、地球温暖化、異常気象を、止めるには、 どうしたら良いか? 地球温暖化への危機意識の強さは、世界の国で異なっている。 欧州や、日本の温暖化対策に 対する危機意識は一般的に高い。 しかし、新興国や、中国、USAの危機意識は、それ程、 高いとはいえない。 また、新興国の場合は、温暖化よりも、国の成長、 繁栄、貧困解消の問題が、別にある。 その点で、マクロ的には、地球温暖化対策のための 発想の転換 だけでは、不十分なのである。 まず、地球温暖化の原因について、いろいろ、あると思うが、 主な原因を炭酸ガスとして考える事にしよう。 つまり、炭酸ガスの現象=地球温暖化対策と、 問題を単純化して考えていこう。 しかし、炭酸ガスの排出量は、世界全体の国別総量比率 で見てみると、中国28.3%、USA15.8%と、 この2ケ国で、世界全体の44%である。 この、炭酸ガス排出・超大国での、排出減少が、 世界の地球温暖化対策、異常気象対策の 鍵である事は、 間違いない。 単純に、各国の一人当たりの炭酸ガス排出量を、 ロシア11%、 日本9.5%、ドイツ8.7%からみて、 中国、USAが、一人当たり 排出量を10%にすれば、 中国での総排出量がマイナス9.1%に、 USAでマイナス6%、この2ケ国の合計で、 マイナス15%になる。 その他の国合計で、合計マイナス5%にすれば、 マイナス20%になる。 こういう、マクロで、炭酸ガスの排出量を 減らす試みをしていくべきだ。 そして、あとは、炭酸ガス排出大国の中国、USAに、 会議のたびに、 この点を、粘り強く、 交渉していくべきだと考えている。 それに加えて、炭酸ガスを大量に発生させる、発電所、 製鋼所、 自動車、乗り物(飛行機、大型船・・) について、炭酸ガスの 少ない方法を決めて、 世界で半強制的に、決められた方式に、 統一して、炭酸ガスを更に減らす 努力をすべきだと考える。 個々の具体策は、今後、わかる範囲で、 書いていくことにしたい。