身近にある、バブル後遺症
日本のバブルがはじけたのが、1990年、22年前である。タイムラグを
勘案し、約20年と考えよう。
さて、話は変わるが、東京近郊の、私鉄沿線のA駅周辺で、
一戸建て中古住宅が、250件出ており、中心価格帯が、7500万円、
1-2年の間、全く、売買されたいない。
つまり、買い手が、ついてないのである。
家は、土地が50-60坪、建物が40坪平均である。
売れずに数年、雨ざらしで、中には、住人は、不在で、家も、
庭も荒れ放題である。
電車から、その姿が見え、見るも無残である。
ここからは、推測であるが、かつて、20年前に、定年を迎えた、
60歳の以上方が、退職金を頭金にして、多額をローンをかかえて、
東京周辺の素敵な、ニュータウンに、憧れの、一戸建ての家を、
1.5億円以上で、買った人、子供2-3人と同居、10年が経ち、女の子は結婚、男性は転勤、転居で、夫婦2人だけ、更に10年が経ち、家主が80歳を超え、有料老人ホームにでも、入ろうかと、言うのが、現状ではないでしょうか。
(多分、大企業の部長、取締役以上か、高級官僚、一部の公務員)
しかし、この辺の、高級老人ホームでは、入居金が数千万円、中には1億以上、一般人には、とても、入れない。
そのため、家を売ることに、した人もいるであろう。
こう考えてみると、日本が輝いていた時代、それを牽引していた先輩が、
汗水たらし働き、やっと手に入れた住まいが、購入時の値段の1/3-1/4
になり、更に、それが売れないのである。
まさに、日本のバブルの後遺症である。
中には、子供が、親の家をもらっても、お金がなくて、新しく、
立て替えられない。
税金ばかり取られ、最終的には、その土地が、税金として、全て、
国のものになってるケースも少なくないと聞きます。*本当の話ですよ!
昨今、デフレ・デフレとマスコミが宣伝し、それでなくても、
不景気なのに、不動産を買っても、価値が下がるデフレの時代、
金を使わないで、持っているほうが賢いよと、みんなが、思う様に
なっているようです。
振り返って、考えてみると、この2-3年、若者の就職難が話題になって、
いますが、若者の給料が、少なくなって来たのは、
今に始まった事ではなく、もっと前から、始まっていたんです。
それに今後、人口減少でデフレは、これからも、続くとの見方が多い。
あるマスコミでは、デフレ少子化は、先進国の象徴であり、それを、
どう生き抜いていくか、日本が見本を、見せるべきだとか、
馬鹿なことを言ってます。
しかし、デフレは、現実的に、ボクシングのボディブローのように、
ダメージが長く、つらいもの、ではないでしょうか。
デフレを解消するために、海外、欧州、米国、オーストラリア、
ニュージーランド、カナダ、北欧と、移民政策をとっています。
米国は、移民をコントロールする事で、人口増を継続し、
デフレを克服してます。
今後、自分らの、孫の世代が、少しでも、明るくなって、もらうために、
多少の問題はあると、思いますが、日本に留学する外国人に、
日本の永住権を与えるとか、何かの方法で、人口を減らさない、
方向で対策を、とっていかないと、取り返しのつかない事に、
なるような、気がしてなりません。
異論、反論、どんな意見でも、待ってます。
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