地球温暖化は、嘘?-2

そもそも二酸化炭素が増えるとなぜ、地球が暖まるのか?
地球は太陽の熱で日中温められると同時に、地球自身も熱を放出しています。
こちらは昼夜問わず四六時中出ているので、結果的に出る量の方が多く、
地球はどんどんと冷えていく“はず”でした。ところが、そうならなかった。
二酸化炭素があったからです。
二酸化炭素が毛布の役目をして、出て行く熱の一部を
シャットアウトしてくれたおかげで地球の平均は15度に
保たれているのです。
その毛布が、最近はどんどんと、厚手の布団になってきた。 
昔は薄い毛布だったのに、このまま放っておくと、
暑くてたまりません。
「じゃあ、みんなで毛布を厚くなるのを阻止しようぜ!みんなでやれば
なんとかなる!」これがパリ協定などの環境枠組み条約です。

確かに、温暖化にはいまだ“不確実性”が残っていることは事実です。
しかしながら、「温暖化のウソ論」を裏付ける化学的根拠は、
一切認められていません。
「地球は温暖化ではなく、氷河期に向かっている」という人は、
議論の“ものさし” を都合よく変えているだけ。
一万年単位でみれば現在は「間氷期」。 
温暖化の議論は100年単位を問題にしている。 
といった具合に、誤解、曲解、時間的・空間的スケールなどを
都合よく用いているだけに過ぎません。
つまり「温暖化はウソかもしれないし、ホントかもしれない。 
ただし、今のところウソを裏付ける証拠は全く確認されておらず、 
ホントを裏付ける証拠はいくつも確認されている」
というのが、正解!なのです。

今から100年以上前の産業革命初期のストックホルムで、
汚染で黒ずんだ空に点在する煙突をみながら、
科学者のアレニウス・スヴァンテはこう呟きました。
「今、スカンジナビアで、ロンドンで、パリで、NYで
燃やされている石炭は、世界中の人の暮らしに役立っている。
しかしながら、この素晴らしい発展は未来に黒い陰を落とすに違いない。
そして、その事に多くの人たちが気付いた時は、
既に手遅れになっているだろう」。

ところで、みなさんは、セバン・スズキの「伝説のスピーチ」
を御存知だろうか?

1992年6月11日 ブラジルのリオ・デ・ジャネイロで
開かれた国連の地球環境サミットカナダ人(日系4世)の12歳の少女が
いならぶ世界各国のリーダーたちを前に、わずか6分間のスピーチをした。
それが、「リオの伝説のスピーチ」と呼ばれるようになった。
 中学3年ニュー・ホライズン英語の教科書に
レイチェル・カーソンが出て来ますが、
(2006年1月9日投稿レイチェル・カーソン)コラム欄に
カナダのセヴァン・スズキさんのことが書かれていた。
調べたら、何とこのスピーチと出会った。
12歳の少女であるが故に、すごい感動を与えるのだと思った。

坂本龍一氏、落合恵子氏が、この感動の読後感を伝えている。
一つ一つの言葉が胸に応える。
この感動のスピーチを聞いて、多くの感動の声が、届いています。
『どうやって直すのかわからないものを、
こわしつづけるのはもうやめてください。・・・
もし戦争のために使われているお金をぜんぶ、
貧しさと環境問題を解決するために使えば、
この地球はすばらしい星になるでしょう。
私はまだ子どもだけどそのことを知っています。』






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