世界情勢の推移と今後の対策
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北朝鮮とアメリカの、脅し合戦で、ついに、世界の株式市場が、
リスクオフとなり、大きく下げた。
ただ、冷静に、この1-2年を振り返ると、世界の株、とりわけ、
米国市場の上昇が際立っていた。
しかし、失業率は、改善しているが、賃金の伸びや、
生産性、需要の伸びは、良くなかった。
しかし、金利上昇を、経済の停滞ととらずに、むしろ、
資金需要が旺盛だととらえて、米国株は、上昇の一途をたどった。
私は、これは、直感的に、何かがおかしいと、感じている。
つまり、世界が、過去に行ってきた、異常な金融緩和で、市場に出回った
膨大な金額のマネーが、儲かると思われる市場に、集まっているのである。
そのため、米国株が、急上昇していると、考えている。
米国、EU、日本、それに、中国、その他、新興国を見回してみると、
特に、米国の株価上昇が突出している。
これだけ、強い経済の米国の通貨が、下がっているのである。
何か、おかしいと思うのは、当たり前だと思う。
その理由については、経済専門家に任せるが、どうみても、
納得いかない。
米国株上昇、しかし、金利上がらない。→まだ、安心して投資できる→
米国金利上昇していない。(米ドル上昇していない)まだ、
米国株買える・・
今までの経験で、経済が過熱すれば、金利上昇、その国の通貨が上昇し、
経済のピークを迎えて、徐々に下降線へ、数年の下落ののちに、
また、上昇へというのが、経済のサイクルである。
それが、日本は、北朝鮮問題で、地政学的リスクで、上昇しない。
リスクオンと言えば、円高となり、株価は、上昇しない。
EUは、イギリスのEU離脱の影響や、南欧諸国の経済リスクで、
株価は、一方的に上昇しない。難民問題もあり、株が、上昇しにくい。
中国は、内情が良くわからないのと、不動産バブルと、鉄鋼製品の
過剰生産など、問題山積である。また、統計データも信用できない。
以上の結果、アメリカが、一番、安全で、投資マネーが、世界中から
あつまる事になり、高すぎる米国株を更に、持ち上げている。
そろそろ、この不均衡が崩れてくるのではないかと、思う。
そして、先進諸国は、かつて,日本が経験したような、低成長と、
長期低金利のの迎えるのではないかと思う。
その、解決策は、ITとか、ロボットとか、生産性の向上とかではなく。
新興国の底上げでは、ないかと思う。つまり、多少、機能がおちても、
素材の質を落としても、最低限の機能をもった、割安の製品を、新興国に
販売して、世界平均の生活の質の向上をめざすべきだと思う。
例えば、きれいな水を飲むための、井戸や、川の水の浄化といった
インフラ整備である。電力の乏しい新興国では、LEDと、
簡単な、太陽光発電装置、風力発電装置を組み合わせ、
快適な生活をおくるためのインフラ整備に投資するのである。
また、先進国では、今までの様に、ただ単に、市場を作り出すと言う
発想から、インフラの遅れている新興国を発展させることに、
主眼を置くべきだと、考える。
量の追求から、質の追求に、変換すべきと考える。
少ないエネルギーで、便利さ、快適な生活を維持する事に注目すべきだ。
炭酸ガス、地球温暖化、生活用水の枯渇、などにより、住みにくい地球、
魚など、資源の枯渇問題などに、注意を払いながら、生活向上を
はかっていくのである。
それも、先進国だけでなく、新興国の生活の質の向上も同時に
行っていくのである。
そうすることによって、持続可能な世界を維持しながら、少しづつ、
成長していくのである。
あまりに、汚された地球を、改善して行くには、多少の不便や、
我慢も必要になるかもしれないが、今、これをしないと、
自分たちの子や孫の世代に、ツケをまわすことになるのです。
発想の転換をするのは、今です。そして、あなた自身です。
幸いに、人間に英知は、そのような、画期的な研究が世界中で、
進んでいます。それに期待しながら、多少の我慢をしても、
持続可能な世界を取り戻すために、世界中のみんなで、一致団結して
行動してしていこうではありませんか。
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