第19話:工場長が、私に、書いてくれた、大手製薬企業の受験のための推薦状
私は、ついに新製品の開発が成功し、性能試験も終了した。
そして、その製品が新発売されて、良い評判を得たのである。
数日後、工場長に呼ばれて、君は我が社に入って三年で、
与えられた新製品も、完成した。
君は、今後、どうしたいのかと、聞かれた。
工場長は、鋳物業界は知っての通り不況業種で、将来性がない。
君の様な、優秀な若者がいる所ではないかもしれない。
工場長から、年収三百万円では結婚して嫁さんを食べさせるのも
厳しいだろうと言われた。
悪い事は、言わんから、若いうちに、将来性のある業界へ、
転職したら良いと言ってくれた。
ありがたいアドバイスであった。
その為には、全面的に協力すると言ってくれた。
私も将来の事を考えると、転職を考え始めていた時期でもあり、
工場長に新聞広告で良い会社があったら面接を受けるつもりだと話した。
その後雑談して、どんな業種がいいですかねと聞いたのであった。
工場長は、同じ化学出身であり、不況にも強く、給料の良い業種と
言えば、医薬品だろうねと話してくれた。
翌日から、新聞の社員募集の欄をしっかりと、毎日、チェックしていた。
そんなある日、大手製薬企業で、社員募集をしている広告が目に入った。
応募条件は、大卒で、年齢二十四歳まで、就職経験者の応募可能と
書いてあった。
とにかく、就職希望の書類を送付した、ところ、翌週に返事が来た。
多分、駄目だろうなと、半分あきらめかけていたのである。
しかし高専卒で三年の職務経験も評価してもらえた様で、来月東京で、
一次試験と面接に来るようにと手紙に書いてあった。
翌月、東京の新宿の支店で、筆記試験と午後に、支社長面接を受けた。
筆記試験は、再度、猛勉強して臨んだので、ある程度の自信はあった。
そして午後の面接で、面接官から、今働いてる会社での、
三年間の仕事を聞かれた。
正直に、新製品開発のについて、順序立てて、説明し、面接官から、
君は、なかなか、ユニークな経歴の持ち主だねと言われた。
意外に好反応であった事が、何より、うれしかった。
面接官から、最後に、君が会社に望む事は、何ですかと聞かれた。
働いた分の給料をいただければ、それで十分ですと答えると、
面接官から、君は、面白い事を言うねと笑われた。
面接官は、その発言は、自分のこれからの仕事に、自信を持っていると、
理解していいんだねと、笑いながら聞いてきたのであった。
私は、その質問に対して、もちろん全力で仕事をするだけです。
私は、その仕事の結果を評価して頂いて給料をもらうだけですと答えた。
面接官が、君がやる気十分だと考えていいんだねとたずねてきた。
私は、その質問に対し、評価を下すのは、上司ですから、期待に
応えられるかどうか、やってみなければわかりませんと、うまくかわした。
君はユニークな考え方で、面白い男だと、言われたのであった。
私としては、自分の考えをいう事しかできないと思った。
そしてもし、それで駄目なら、次を会社を捜すだけと考えていたのである。
数日後、幸運にも、一次試験合格通知が届いたので、
私は天にものぼる気持ちになった。
私は大手製薬企業の一次試験合格の手紙を工場長に
見せて、お礼を言った。
工場長が、この会社に入れるといいねと言ってくれた。
その後、突然に、工場長が、私に推薦状を
書いてあげようと言い出したのであった。
私は、思わず、ほんとですかと、工場長に聞き返した、
工場長が、もちろんだよ、推薦状を早速書こうと
言い始めたのであった。
それはありがたい是非、お願いしますと頭を下げた。
工場長が、これは私の独自の判断である事であり、
他には話すなと言うのであった。それには、もちろん了解した。
一週間後、大手製薬企業の本社での二次試験、二次面接を
受けることになったのである。
私は、工場長の推薦状を持って、二次試験、面接をうけるのであった。
二次試験は、十人の受験生が来ていた。
二次面接とは、本社で社長が直接の受験生に面接するのあった。
まず挨拶すると、社長は、君か面白い男がいると、話題になってる
人はと、いきなり言ったのであった。
そして、工場長に書いてもらった推薦状を社長に見せた。
すると社長が、その封筒を開いて、じっくり目を通してくれた。
ビックリした様で、推薦状を持参して、入社試験に
きたのは、君が初めてだよと笑い出したのである。
最後、君の我が社に対して要望を聞きたいといわれた。
私は、それに対して会社に対する要望は、特にありません、
ただ頑張って仕事をするだけです。
そして自分の能力で、どれだけ、会社の製品を売るかだけです。
その実績を評価するのは会社側ですからと答えた。
をれを聞いた社長は、ひねた新人だねと、大笑いしていた。
最後に、社長から、頑張って売上を上げて欲しいね、
期待しているよと、笑いながら言われた。
その後工場長に、その話をしたら採用されたかもしれないよと言われた。
とりあえず、期待しているという感じで、社長が言うという事は、
好印象だと教えてくれた。
翌週についに、念願の採用通知が届いたのであった。
まさに、私にとって、夢が叶った瞬間であった。
次の大手製薬企業からの手紙には、合格者には、
会社の研修施設で、薬剤、医療関連を学ぶ3ヶ月間の研修会が
行われると書いてあった。
なんか、信じられない気持ちというか、奇跡的というべきか、
とにかく、信じられない程のうれしさであった事は間違いない。
その晩、私は、実家の母に、電話で大手製薬企業へ
合格した話をした。
次の週、お世話になった工場の皆さんと、推薦状を書いてくれた
素晴らしい工場長に、お礼をのべて3年間勤めた会社を後にした。
そして、その製品が新発売されて、良い評判を得たのである。
数日後、工場長に呼ばれて、君は我が社に入って三年で、
与えられた新製品も、完成した。
君は、今後、どうしたいのかと、聞かれた。
工場長は、鋳物業界は知っての通り不況業種で、将来性がない。
君の様な、優秀な若者がいる所ではないかもしれない。
工場長から、年収三百万円では結婚して嫁さんを食べさせるのも
厳しいだろうと言われた。
悪い事は、言わんから、若いうちに、将来性のある業界へ、
転職したら良いと言ってくれた。
ありがたいアドバイスであった。
その為には、全面的に協力すると言ってくれた。
私も将来の事を考えると、転職を考え始めていた時期でもあり、
工場長に新聞広告で良い会社があったら面接を受けるつもりだと話した。
その後雑談して、どんな業種がいいですかねと聞いたのであった。
工場長は、同じ化学出身であり、不況にも強く、給料の良い業種と
言えば、医薬品だろうねと話してくれた。
翌日から、新聞の社員募集の欄をしっかりと、毎日、チェックしていた。
そんなある日、大手製薬企業で、社員募集をしている広告が目に入った。
応募条件は、大卒で、年齢二十四歳まで、就職経験者の応募可能と
書いてあった。
とにかく、就職希望の書類を送付した、ところ、翌週に返事が来た。
多分、駄目だろうなと、半分あきらめかけていたのである。
しかし高専卒で三年の職務経験も評価してもらえた様で、来月東京で、
一次試験と面接に来るようにと手紙に書いてあった。
翌月、東京の新宿の支店で、筆記試験と午後に、支社長面接を受けた。
筆記試験は、再度、猛勉強して臨んだので、ある程度の自信はあった。
そして午後の面接で、面接官から、今働いてる会社での、
三年間の仕事を聞かれた。
正直に、新製品開発のについて、順序立てて、説明し、面接官から、
君は、なかなか、ユニークな経歴の持ち主だねと言われた。
意外に好反応であった事が、何より、うれしかった。
面接官から、最後に、君が会社に望む事は、何ですかと聞かれた。
働いた分の給料をいただければ、それで十分ですと答えると、
面接官から、君は、面白い事を言うねと笑われた。
面接官は、その発言は、自分のこれからの仕事に、自信を持っていると、
理解していいんだねと、笑いながら聞いてきたのであった。
私は、その質問に対して、もちろん全力で仕事をするだけです。
私は、その仕事の結果を評価して頂いて給料をもらうだけですと答えた。
面接官が、君がやる気十分だと考えていいんだねとたずねてきた。
私は、その質問に対し、評価を下すのは、上司ですから、期待に
応えられるかどうか、やってみなければわかりませんと、うまくかわした。
君はユニークな考え方で、面白い男だと、言われたのであった。
私としては、自分の考えをいう事しかできないと思った。
そしてもし、それで駄目なら、次を会社を捜すだけと考えていたのである。
数日後、幸運にも、一次試験合格通知が届いたので、
私は天にものぼる気持ちになった。
私は大手製薬企業の一次試験合格の手紙を工場長に
見せて、お礼を言った。
工場長が、この会社に入れるといいねと言ってくれた。
その後、突然に、工場長が、私に推薦状を
書いてあげようと言い出したのであった。
私は、思わず、ほんとですかと、工場長に聞き返した、
工場長が、もちろんだよ、推薦状を早速書こうと
言い始めたのであった。
それはありがたい是非、お願いしますと頭を下げた。
工場長が、これは私の独自の判断である事であり、
他には話すなと言うのであった。それには、もちろん了解した。
一週間後、大手製薬企業の本社での二次試験、二次面接を
受けることになったのである。
私は、工場長の推薦状を持って、二次試験、面接をうけるのであった。
二次試験は、十人の受験生が来ていた。
二次面接とは、本社で社長が直接の受験生に面接するのあった。
まず挨拶すると、社長は、君か面白い男がいると、話題になってる
人はと、いきなり言ったのであった。
そして、工場長に書いてもらった推薦状を社長に見せた。
すると社長が、その封筒を開いて、じっくり目を通してくれた。
ビックリした様で、推薦状を持参して、入社試験に
きたのは、君が初めてだよと笑い出したのである。
最後、君の我が社に対して要望を聞きたいといわれた。
私は、それに対して会社に対する要望は、特にありません、
ただ頑張って仕事をするだけです。
そして自分の能力で、どれだけ、会社の製品を売るかだけです。
その実績を評価するのは会社側ですからと答えた。
をれを聞いた社長は、ひねた新人だねと、大笑いしていた。
最後に、社長から、頑張って売上を上げて欲しいね、
期待しているよと、笑いながら言われた。
その後工場長に、その話をしたら採用されたかもしれないよと言われた。
とりあえず、期待しているという感じで、社長が言うという事は、
好印象だと教えてくれた。
翌週についに、念願の採用通知が届いたのであった。
まさに、私にとって、夢が叶った瞬間であった。
次の大手製薬企業からの手紙には、合格者には、
会社の研修施設で、薬剤、医療関連を学ぶ3ヶ月間の研修会が
行われると書いてあった。
なんか、信じられない気持ちというか、奇跡的というべきか、
とにかく、信じられない程のうれしさであった事は間違いない。
その晩、私は、実家の母に、電話で大手製薬企業へ
合格した話をした。
次の週、お世話になった工場の皆さんと、推薦状を書いてくれた
素晴らしい工場長に、お礼をのべて3年間勤めた会社を後にした。
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