日本のうまい酒11:諏訪の酒・本金
個性的でな小さな蔵元:本金を紹介します。
本金:ホームページ: http://honkin.net/sake
本金の文字には「本当の一番(金)の酒を醸す」という想いが
込められています。また、左右対称の2文字から、
「裏表のない商売」という意味も。「一番」の酒とは何か、
日々の中で「本金の金」を追求しながら酒造りをしています。
本金の看板商品
本金を50年以上の長きにわたり支えてくれた北原太一杜氏の
名前をいただいた酒。すっきり辛口の酒質は多くの方に愛され、
今では「本金といえば太一!!」と言われるようになった
本金の看板商品です。
本金の蔵:歴史:宝暦6年、創業者である宮坂伊三郎が
酒株を譲り受け酒造業をはじめたのがはじまりです。
屋号は志茂布屋(しもぬのや)。当時、上諏訪町
(今の諏訪2丁目のあたり)には13軒の造り酒屋があり、
その内の1軒でした。
ご先祖は諏訪の町の文化、商売の発展にも尽力をしていたようで
諏訪湖に川えび、しじみを放流したり諏訪旧蹟誌という書物を
まとめたり、神社の神主をやるなど酒造業以外の活動も
多かったようです。明治、大正、昭和と激動の中、
屋号も志茂布屋から現在の酒布屋に改めます。
そして、戦争の混乱の中で酒造蔵は国の政策で縮小され、
廃業を迫られる蔵もでてきます。しかし本金は保有工場
となり廃業の難を免れます。
ちょうどその頃、現在の本金の酒造りの流れが形成されます。
その当時はまだ地域に酒造りの技術者がおらず、本金では
広島から杜氏を招いてお願いをしていました。その後その中で
学んだ富士見乙事出身の三井氏が諏訪杜氏として本金を醸し、
次いでやはり乙事出身の北原太一氏へとバトンが受け
継がれていきました。北原氏は高校卒業後から本金へ蔵人
で来るようになり、それから本金一筋。50年以上
本金を醸し続けてくれました。
そして杜氏として本金に初の全国新酒鑑評会金賞受賞の
栄誉もあたえてくれました。
この受賞は山田錦が多く賞を占める中、
長野県産美山錦での受賞と意味のあるものでした。
そんな北原太一杜氏の名前を頂いた「からくち太一」は
本金の代名詞、看板商品として本金の主力となっています。
平成の世に入り、現在本金の製造量は100石強の極小量、
杜氏は平成20年より蔵元である宮坂恒太朗へと引き継ぎ、
「本金」のブランドに込められた「本当の一番(金)の酒を醸す」
ことを目指し努力を続けています。
本金の人:日本一小さいかも知れない
本金は家族5人を中心にやっている田舎の小さな造り酒屋です。
沢山の人に助けられて、これまで日本酒づくりを行ってきました。
沢山の量は造れませんが、飲んでくれた方、縁をもらった方を
笑顔にできるひと手間をかけた本金を造り続けてまいりました。
これからも笑顔にできるよう精一杯、日本酒を造り続けていきます。
本金の味のコンセプトは「すっと飲みやすい」
「程よく味と香りが膨らむ」「主張しすぎない」という3つが挙げられます。
特に3つ目の「主張はしない」についてですが、本金の日本酒は
あくまで食事や人と人のコミュニケーションのための酒であるべきだ
と思って作っています。そのために、ある意味お酒としてはより
地味であることを目指しています。
一番大切にしたいことは、とにかく「幸福」である
ということ。人を幸せにする。本金はそのためのお酒を作ります。
幸せにする相手はもちろんお客さん、つまりお酒を飲む人で
はあるのですが、この小さい酒蔵に関わる社員や酒販店の方、
ファンの皆さんもみんなひっくるめて「本金で幸せにする」
ということが今の一番の目標です。
長野県のお酒で霧が峰の伏流水で、御柱の時期には沢山飲んで、
など、山があって諏訪湖があって、
そんな事を思いながら飲むのは楽しいです。
この小さな酒蔵の
「アットホーム」だったり「田舎臭い」感じがここでしかできない
「等身大のお酒」を生み出す大切な部分だと思っています。
「あぁ、あの人達が作っているんだ」っていう、あたたかみのある、
こころの通った感じ。これからもそういうお酒でありたいと思っています。
お酒だけでなく本金の母ちゃんは化粧もせずすっぴんでとか
父ちゃんは素朴な感じとかそんなところまで思い出せるような
身近に手の届くお酒「本金だとちょっと前向きになれる」
っていう、そういうお酒を目指したいです。
本金のお酒の紹介
本金の看板商品:本金・太一
本金を50年以上の長きにわたり支えてくれた
北原太一杜氏の名前をいただいた酒。
すっきり辛口の酒質は多くの方に愛され、
今では「本金といえば太一!!」と言われる
ようになった本金の看板商品です。
サイズ・価格(税込)
1800ml 2,052円/720ml 977円/300ml 453円
本醸造 精米歩合60%
清酒本金;毎日、飲みたい酒を目指して
現在のラインナップでは最も長い間愛飲して
いただいている黄色ラベルの本金です。
甘辛のバランスのとれたすっきりとした酒質は
毎晩の晩酌にも最適です。
普段のお酒に本金はより上を目指します。
サイズ・価格(税込)
1800ml 1,836円/720ml 811円
アルコール添加酒 麹米60%掛米70%
本金 純米酒:食事に寄り添う純米酒
すっきりと飲めて、程よくふくらみがあり、食事のなか
主張はしすぎず存在感のある名脇役として食事を
引き立ててくれる純米酒です。
サイズ・価格(税込)
1800ml 2,592円/720ml 1,296円
純米酒 精米歩合59%
本金 純米吟醸:やさしくふくらむ、透明感ある酒
純米酒と同じコンセプトで造っている純米吟醸です。
コンセプトは同じですが透明感と吟醸の味と香りの
ふくらみをバランスよくすることをプラスし醸しています。
サイズ・価格(税込)
1800ml 3,024円/720ml 1,543円
純米吟醸 精米歩合55%
本金の鑑評会用出品酒:本金の酒の中で最も香り高く、
上品味わいなものになります。透明感があり、
甘味も程よくある味わいは本金ファンの
皆さんの注目の一品です。
サイズ・価格(税込)
1800ml 5,400円/720ml 2,828円
純米大吟醸 精米歩合39%
会社は、本金九代目、蔵元、宮坂恒太朗と
奥さん(宮坂ちとせさん)、その小さな息子さんの
ファミリーで、文字通り、家族経営の日本一小さな酒蔵として
頑張っています。上記のお酒も、良心的な価格で提供してますね。
ハリマオ65も、応援してますよ、頑張れ!!!
*詳しくは、ホームページを見てね。
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