うまい日本酒の話3:久保田

今回は、1つの酒造会社で、多くの有名ブランド酒を
発売している会社を、紹介します。
そして、日本酒のグレードと、その違いを説明します。
朝日酒造:新潟県長岡市
ブランド:朝日山、昔から知られた銘酒
そして、古くから朝日山ブランドで、良く知られた会社です。
最近は、久保田ブランドで、さらに、購入者を増やし、
新潟だけでなく、日本中で、名前を知られるようになった。

その会社のポリシーを紹介しよう。

1:酒造りは、米づくりから
「酒の品質は、原料の品質を超えられない」
これは、かつての杜氏の言葉です。
日本酒の香りや旨みを大きく左右する米。
この酒米の品質向上や、新しい酒米の
栽培・研究を推進するため
農業生産法人「有限会社あさひ農研」を設立、
地元の農家のみなさんと連携しながら酒造りに
とって最良の品質を持った米づくりを行っています。

2:水、もう1つの原料。
仕込み水には、朝日地内を流れる地下水脈の雑味が少ない
軟水を使用しています。
軟水は醸造の際に穏やかな発酵を促し、
口当たりの良い酒に仕上がります。

3:時代を超えて受け継がれる、技と心
酒造りの技は、数値や手順だけで語れるものではありません。
酒造りは、米、水といった原材料はもちろん、
その日の気温、湿度といった日々変化する要因すべてを
考慮しながら進められます。
そこには、マニュアルでは伝えきれない職人の技があります。
先人たちが創り上げたひとつひとつの工程。
その工程全てで、日々の成長を見守るように酒を育てる。
酒に向き合う真摯な姿勢を、これからも受け継いで
いきたいと考えています。

エントランスホール・SanDoコンサート.
事務棟とボトリング工場の間にある幅9m、奥行き90mの
エントランスホール。
入口には「酒造りの命である水」をデザインした和泉正敏氏による
石の彫刻、ホール奥には「四季折々の朝陽」をイメージした
柴田長俊氏によるステンドグラスがあります。
トップライトを採用した明るい空間で、床には洗壜排水の
温熱を利用した床暖房を施しています。
地域住民の皆様や、新たなお客様と触れ合うスペースとして、
コンサートや様々なイベントを開催しています。


SanDoコンサート:毎月第3土曜日にエントランスホール
で開催する定期演奏会です。
アンサンブルオビリーによる室内楽をお楽しみいただけます。




国登録有形文化財 松籟閣(しょうらいかく)
昭和初期に当社の創立者、平澤與之助が建てた住宅「松籟閣」。
平成15年に国登録有形文化財となり、地域の
文化活動の拠点として活用されています。

自然環境と共生するために.
ほたるの里づくり:ホタルを「きれいな空気・水環境の指標」
と捉え、ホタルが生息しやすい環境づくりに
地域とともに取り組んでいます。


もみじの里づくり.
朝日酒造のほど近くに、もみじの名所「もみじ園」があります。
創立70周年を記念して当社が園内の山荘を修復し
庭園の整備に協力しました。


公益財団法人:こしじ水と緑の会
平成13年に(財)こしじ水と緑の会を設立、里山や水辺の
自然環境の保全活動に対して助成を行っています。





大吟醸、朝日山 萬寿盃
"大吟醸"は最高級の部類となる。香りが華やか、味わい深い。
新潟の地酒「朝日山」が誇る大吟醸酒。「特別の日の乾杯酒」
をイメージし、上品な香りと柔らかに
ふくらむ味わいに仕上げています。


朝日山 純米吟醸
透き通った穏やかな香りで、口に含むと爽やかなうまみを
感じる純米吟醸酒です。特別本醸造


朝日山 純米酒
飲み応えとキレの良さが両立する純米酒です。


特別本醸造、朝日山 千寿盃
キリッと締まった淡麗辛口の特別本醸造酒です。
スッキリとした口当りと穏やかなふくらみを兼ね備えた酒質



本醸造新潟県外限定、朝日山 本醸造

飲むほどに心地よさが増してきます。日常酒に
ふさわしい飽きのこないさらっとした口当たりで、
やさしいうまみをもった本醸造酒です

純米大吟醸、久保田 萬寿
香り、味ともに、蔵人が絶妙に仕上げた「久保田シリーズ」
の最高峰です。柔らかな口当りと調和のとれた旨味

大吟醸(生酒)4〜9月限定出荷、久保田 翠寿
加熱殺菌を一切せず、瑞々しく繊細な口当りに
仕上げた大吟醸の生酒です。華やかな香りと
柔らかな味わいが印象的です。
純米大吟醸(山廃仕込)久保田 碧寿
山廃酒母を用いることで味わいに深みがありつつも、
のど越しは軽やかな純米大吟醸酒です。


純米吟醸、久保田 紅寿
香りは緩やかに広がり、口当りはわずかな甘味、
そして口中で酸味へ移ろいながらじわりと感じる
コクは米の旨味を思わせます。

吟醸(原酒・生酒)1月限定出荷、久保田 生原酒
しぼりたての生酒ならではの若々しさとスッキリ感、そして、原酒ならではのしっかりとした味わいが特長です。冬だけの限定商品となります。



吟醸、久保田 千寿
「食事と楽しむ吟醸酒」を目指し、香りは穏やかに、飲み飽きしない味わいに仕上げました。口当りが柔らかく
特別本醸造、久保田 百寿
香味の主張は控え、辛口で、飲み飽きしない落ち着いた酒質に
仕上げた「久保田シリーズ」の基本形です。
冷やしてスッキリ、温めてまろやかな味わいを楽しめます。



「純米」とは、お米と、米こうじ、"だけ" で造られたお酒
「純米酒」「特別純米酒」「純米吟醸酒」「純米大吟醸酒」の4酒類

「純米の記載がない」のは、お米、こうじ、"さらに"、醸造アルコール
を加えている。

その精米の度合。70%〜 (20-30%削った状態)=普通酒
60~70% (30~40%削った状態)= 純米酒 or 本醸造酒 


精米の度合いが60%以下、さらに"低温でじっくり造ったもの″を「吟醸酒」

精米歩合70%~ =普通酒
普通酒とは、いわゆる大衆酒ですね。値段も一番安い部類になります。

値段もだんだん高くなってきますよ
精米歩合70~60%【純米】純米酒、【醸造アルコール入】 本醸造酒 

精米歩合60%以下(通常の製法)
【純米】特別純米酒 、【醸造アルコール入】特別本醸造酒

精米歩合60~50%&低温じっくり
【純米】純米吟醸酒 【醸造アルコール入】吟醸酒

精米歩合50%以下 &低温じっくり
【純米】純米大吟醸酒【醸造アルコール入】大吟醸酒

"大吟醸"は最高級の部類となる。香りが華やか、味わい深い。

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