ニッカウイスキー余市醸造所の思い出

私は、現在、日本酒についてのブログ「harimao65の日々・雑感」を
書いていますが、以前は、日本酒よりも、洋酒大好きでした。
もう、2010年位だと思うが、会社時代の友人が、札幌に住んでいて、



彼の病気見舞いの為、10回程、北海道を訪れた。

 数回、訪問すると、大都市の札幌よりも、小樽の方が気に入ってしまった。
 その理由は、私のホームタウン横浜に、似ているからである。



理由:文化、経済の入り口であった
(小樽は北海道の、横浜は日本の文化・経済の入り口)

そして、ヒルトン小樽を定宿としていた。このホテルの海側のツインルームは
目の前に海が見え、その向こうに、雪の石狩の山々など、素晴らしい光景を

見ることができるのである。
なお、2009年に、ヒルトン小樽から、経営母体(シンガポールの会社)が
変更になり、現在は、グランドパーク小樽と言う名前になっているようです。









 ショッピングモール、映画館、温泉があり、長期滞在にも適していた。
また、近くに南樽市場があり、新鮮な魚介類が、格安で手に入るのである。
 次に、余市のニッカウイスキー工場に、言った時の事であるが、
その建物の素晴らしさと、竹鶴リタ(マッサンで有名になった。)
リタと竹鶴政孝の住んでいた家(リタハウス)が工場内にあり、
それが印象的だった。

 彼女は、スコットランドの医師の娘に生まれ、化学を学び、何不自由のない
生活していたのが、竹鶴政孝と、柔道をきっかけに親睦を深め、彼女の実家(カウン家)
でも、竹鶴政孝の実家(竹鶴酒造)でも結婚に反対されたのであった。

 竹鶴政孝が「スコットランドに残っても構わない」とリタに打ち明けた

気持ちに対し、リタは、「私はあなたの夢を共に生き、お手伝いしたいのです」
と伝えた。結婚し、日本にやってきたのである。
 この、勇敢な行動に、まず敬意を表したい。

 さて、ニッカウイスキーの工場で、当時は、無料で、いくらでも、試飲できたので、
意地汚い私は、次々に、いろんな、ウイスキーを試飲したのである。
 試飲コーナーの人が、私がウイスキー好きなのを見抜いたのか、はたまた、
ただ酒ばかり飲んでは、元が取れないと思ったのか、高価な、
 ウイスキー、シングルカスク(From the Barrel)
(ブレンドしてない、1つの樽のウイスキー)をすすめてきたのです。
 500ccで5千円から5万円位のものが、あったと記憶しているが・・、
最初は、ひやかしで、試飲していたが、その旨さに魅了されて、彼の罠に、
マンマとはまってしまったのでである。

 その時は、小樽に7泊の予定だったので、3本をホテルで、女房と飲んで、
2本を自宅用として購入するはめになってしまった。
5万円位、買ったと思うが、酔っていて、完全に売店の人のペースに
のってしまったのであった。

 女房も、普通は、お金に、細かいのだが、私同様のせられ易いタイプで、販売員の
お客さん達みたいな、ウイスキーのわかるお客さんに、買ってもらって、
ウイスキーも喜んでますよと言う、殺し文句に、完全にやられてしまった。

 そして、重い買い物袋を持ちながら、酔った千鳥足で、ニッカの工場を
後にしたのである。
余市駅から汽車で、小樽築港駅に帰る頃には、寒さで、酔いが覚めてきて、
散財した事実をかみしめるのであった。
 ただ、私の性格上、諦めも早いのでホテルに帰って、風呂に入った後、
そのシングルカスク(From the Barrel)を楽しんだのである。
 あまりの旨さに、5本のシングルカスクは、小樽から帰る日には、
全て空になってしまった。


 とにかく、旨かった。ニッカウヰスキーの余市工場のホームページを見ると、
現在、販売してないと、書いてあったが、「マッサン」で有名になり、
儲かっているんだから、そんな意地悪しないで、シングルカスク
(From the Barrel)を売ってほしいものである。

*同じ商品名のニッカウイスキー(フロム ザ バレル)もあるが、あれは、
モルト(原酒)をブレンドして製造してあるので、正確には、
看板に偽りがあるのである。念のため書いておく。

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