第43話:仲の良かった先生との再会3


 日本語フォントを何回も変えて何とか文字揃えができた。
先生が午後の手術後、部屋へ戻ってきて画面を見ると
見栄えもいいし良いじゃんと言ってくれた。
 フォントが良いからパソコンに入れておきますと北島が先生に伝えた。
 その他に使えそうなフォントも調べておいた。
 ただ北島が手伝った事は、絶対に病院内で言わないで欲しいと
強く言った。

 北島は下田先生の為に協力したのであって他の先生には
協力する義理はないからと伝えた。
 まーそだよな、わかった、わかったとの反応。
 下田先生の実家は東京でも繁盛している開業医の様で
マックとディスプレー、プリンター、ソフト含め一式で百万円以上の
セットを父親が買ってくれたと言うのだ。

 この出来事の後、下田先生自身も使い方をマスターした様で一年後輩の
山井先生にも使い方を教えていた。

こういう苦労の甲斐があって、この病院の売り上げは倍増したのは
言うまでもない。
 ただ、この病院の先生方は東京のKO大と地元の下越大学の先生の
人数が半々で他の先生には知られない様に振る舞っていた。

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