63話:英会話教室での出来事2
場所は駅近くの料金の安い地下の居酒屋が多かった。
外人の先生は稀に来る程度でお酒に弱い様だった。
良く参加するのは元商社マン・清水さん、女子銀行員さん・聖子さんと
北島だった。
新年会、忘年会、納涼会、お花見、歓送迎会と、ほとんど毎週出かけた。
ある時の飲み会に何と違うクラスの中信大学病院の君島先生が
来る事になった。
彼は、みんなに自己紹介し会釈して席についた。
北島が彼に仕事の話は内緒と軽く耳打ちした。
その店は清水さんの知ってるスナックでカラオケもあり、
少し踊れるスペースもあった。
メンバーは女子大生以外は全員来た。
全員で五名、清水さんは、いろんな酒のうんちくを語っていた。
すると牛島さんと聖子さんは流行歌を歌い始めた。
最初はビールで乾杯その後は清水さんのキープしているウイスキー、
焼酎は飲み放題だと言ってく、北島は清水さんに、お礼を言って
ウイスキーを飲み始めた。
そして仕事の関係で今年から松本中心に仕事するんですが
素敵なママのいるスナックを紹介して欲しいと話しかけた。
清水さんに業種を聞かれ医薬品メーカーというと安っぽい所は、
だめだよね。
ちょっと難しいねと言い、この店のママにでも聞いてみたらと言われた。
そこでママに手が空いたら来て欲しいと伝え、
少ししてママが来てゆかりですと挨拶してきた。
さっきの話を清水さんがしてくれ、安っぽくなくて、
それでいて同業者があまり来ない店ね。
ちょと待ってノートを持ってくるからと言った。
一番にぎやかな通りでは同業者が多いからダメ。
ちょっと離れて駅にも近くタクシーも捕まる所、はるみちゃんの店が
良いかもしれないと言ってくれた。
そして実務的な話になってツケ払いですかと聞かれ現金かカード払い
というと、それならいいわと言い早速電話してくれた。
そして名刺を渡しておいた。
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