65話:英会話教室での出来事4

 ゆかりママが何だそれで決まりね、北島さん、はるみママを宜しくね。
 ご贔屓にして、この店を使って下さいねと笑って言った。
 はるみママは、ゆかりママに、お客さんを紹介して
本当にありがとうねと、お礼を言った。

 はるみママの話では最初ここは競合店も少ないし交通の便も良く人通りも多いので繁盛するかと思って店を始めたが人の流れが多い割に、
お客さんが少なかった様だ。

 駅前の居酒屋、スナックに流れたり仕事の接待関係は会社の
事務所の多い一番街の有名な店に集まって、お客さんが少なくて
困まり果てていたと言った。
 この状態が、あと半年、一年したら店をたたもうと思っていたそうだ。
 

 それを聞いていた清水さんが地方の都市って封建的だからね、
新しいエリアが、なかなか繁盛しないんだ。

 それにしても、はるみママは苦労したんだね。
 清水さんが、ここにも今後、顔出すよと言った。
 ゆかりママは笑いながら、あまり浮気しちゃ駄目よと言った。
 北島が業績を伸ばして、この地に営業所を設立したいと思って
いるので宜しくと、はるみママに挨拶した。

 彼女は責任重大ね、できるだけ協力するからねと言ってくれ。
 早速、北島が会社名のボトルと個人名のボトルをキープした。
 また近いうちに会社のメンバーと一緒に飲みに来ますと告げて
精算して帰った。
 その後テニスを通じて大学の先生と仲良くなり、
この店を何回も使う事になるのだった。

 人の出会いって本当に大切なんだなと再確認する北島だった。

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