69話:長岡の友人が遊びにきた1
新年は近くの神社に北島家全員で初詣をした。
北島の長女はスキーがうまくなります様、奥さんは北島の交通安全と
家族の安全を祈願し、北島は仕事が、うまくいく事を、それぞれ祈った。
昨年、県内の営業担当者が全員、初出勤の日に長野の善光寺で
初詣をしたが、今後、恒例行事にする事にした。
各自に連絡し十時に善光寺で待ち合わせ、お参りをし、
参道のそば屋で一杯飲みながら今年の抱負を語りあった。
若手は今年の目標達成と特に指定した対象品の売上を
伸ばしたいと具体的だった。
北島は営業成績コンクールで全国トップになって東京支店長か
営業本部長と長野県チーム全員で上山田温泉で芸者さん付きの派手な
宴会をする事を目標にしたいと会議をしめた。
午後二時過ぎ、お開きにして流れ解散。北島は善光寺前通の店の、
うまい酒まんじゅうを土産に帰路についた。
そして今年も営業活動開始となった。
翌週、得意先に新年の挨拶を一通り終えた。
今年も四月が過ぎ五月になり女鳥羽川沿いで花見を楽しんだ。
突然、運転中にポケベルがなった。あわてて近くの公衆電話から
指定の電話番号にかけると長岡での送別会に来ていた栄子が出た。
久しぶりといい用件を聞くと今週金曜日、長野の善光寺に友達と
行くけれど近くで会わないかと言うのだ。
そこで長野駅近くの喫茶店に10時に待ち合わせた。意外にも彼女一人。
友人はと聞くと二日前に来て今日別れて先に長岡に帰ったそうだ。
北島が今日は仕事だから少しつきあってというと、
わかったと答えてくれた。
栄子は温泉や高原へ行きたい言った。
そこで早速、営業車に乗って上田に向かった。
そこで昼間レストランで栄子を一時間ほど待たせ仕事をしてきた。
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