株投資を始める前に知っておきたいこと

株投資を、始める前に、知っておきたいこと2011年2月24日

株価の動きの良さ、ばかりに目をひかれて、差益ばかりを追っていては、大損したり、高値買いをしてしまいますよ。
そのために、企業の通信簿:四季報の見出しを理解してから、投資をすべきだと、考えます。
特に中高年は、勝つための、株投資を、心掛けねばならないので。
(ファンダメンタル分析)

四季報の用語説明とその内容説明、指数の意味
有利子負債(利子が付く、借金の事)少ない方がよい。
利益剰余金(今まで貯め込んだ利益)多い方がいい。
純資産(株主持分)は貸借対照表の資本の部の合計、
総資産は貸借対照表の資本の部と負債の部の合計

ROA(企業の総資産が、効率的に利用されてる指標)
ROE(企業の純資産が、効率的に利用されてる指標)
ROE=純利益/純資産、ROE=ROA×株主持分比率、
ROA=純利益/総資産×100

株主資本=純資産=株主持分、PER会社の利益と株価の関係、低いほど割安
PBR=株価/1株当たり株主資本=時価総額/株主資本(純資産)

このPBRという指標は、「PBRが1以下」の
会社は、割安だと言えます。
PBR=1とは、倒産しても、全資産を、売却すれば、
借入金を全額返済できると言う事。

PERとPBRとROEの関係式
ROE×PER=PBR→ROE=PBR/PER
ここから、言える事は、PBRは「ROE×PER」
で表されますから、
PBRが低い、企業は、ROEやPERも、
低い可能性が、大きいのです。
すなわち、PBRが低い、という事は、
即座に『割安』と判断されがちですが、

株主資本による企業の収益性(ROE)も、
低くなっていることがあるので、
その点は注意。が必要である。

株主持分比率(自己資本比率)=株主資本/総資本×100
が低すぎると、優良な会社とは、言えない。
40%以上が望ましい。比率が高いほど、
倒産リスクが少ない。

キャッシュフロー:CF(お金の流れ)
営業CF(営業活動によって発生したキャッシュフロー)大きい方が良い。

投資CF:商品やサービスを、提供するために、
必要となる。
固定資産の取得・売却、
有価証券の取得・売却に伴う現金収支です。
通常設備投資(固定資産になる)は、継続して行うため、
ここは通常、マイナスとなります

フリーキャッシュフロー:
(営業CFと投資CFを足したものが)
自由に企業が使えるお金であり、大きい方がよい。

現金等とは「現金と現金同等物の増減」
:自由に使えるお金で、大きい方がよい。

具体例:8117:中央自動車:¥485(2/23)
:割安企業
PER:8.16、PBR0.73、配当¥20、配当率4.1%、
純利益率7.4%(純利益/売上高)、ROA:7.6%、
ROE:10%、株主持分比率76%、利益剰余金74億円
総資産比率44%、現金等47億円、総資産比率28%
営業CF22.6億円、総資産比率13.5%、
フリーキャッシュフロー18.6億円、総資産比率11.1%

4327:日本SHL:¥146000(2/23):高収益企業
PER:10.7、PBR1.93、配当¥6800、配当率4.7%
純利益率24%(純利益/売上高)ROA:15.5%、
ROE:18%、株主持分比率86%、利益剰余金15億円、
総資産比率62%、現金等15億円、総資産比率62%
営業CF5.36億円、総資産比率22.5%、
フリーキャッシュフロー1.3億円、総資産比率5.2%

ただし、企業の決算は時間とともに変化し、
その変化を予想していくのも、
ファンダメンタル分析と、同じくらい大切です。
ですから、最初に、その企業の通信簿、
(四季報)を見れる様に、しておくべきです。
内容吟味し、今後の成長を、どう見ていくかが、
今後の株価を予想するために必要な事である。。

企業の財務内容 + 今後の事業展開と成長性

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