第46話:東京からの若手Drとの思い出3
この病院は実は東京の大学では人気がなく、みんな来たがらないんだと
言っていた。
鮫島先生は都会育ちで、むしろ、ここの自然が好きで気に
入ってると言う。
数年ここで勤務すれば開業資金も十分貯まると話した。
それでいいんじゃないと北島が言うと、じゃそれで行こうと
鮫島先生は言った。
ただ、この話は、くれぐれも内緒でねと言われた。
もちろん他言しない事を約束した。
その数ヶ月後の日曜日、新潟で鮫島先生と仲の良い看護婦さんと
新潟で食事をする事になった。
挨拶をして席についた。彼女は感じの良い、はきはきした
印象の明るそうな可愛い人。
静かめな鮫島先生と、お似合いのカップルに見えた。そこで三人で、
いろいろ話をした。
それによると彼女はスキー、テニスと、スポーツ万能で特にスキーは
県の代表だったとと言うのだ。その後も仲良くやっていた。
その数年後、風の便りで結婚して病院の近くで医院を開業したそうだ。
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