95話:中信MPCの夏の研修会3

 ただ問題点として、データベースⅢの様に、簡単にプログラムを
組めない事やリレーショナル・データベースとしての完成度が今ひとつ
である事なども話した。
 次にマック用ソフトのロータス123(表集計計算ソフト)を使って
データベースを瞬時に並べ替え一つの大きなデータベースから
次々に自分の思い通りの形に加工したデータベースファイルをつくると
言う操作をして見せた。

 やはり、すごいねとは言うが、どう応用して良いかわからない様だった。

 次に四国の泉先生がデータベースⅢのデータつくりから、オペレーション
ソフトをつくる方法を具体的に自分のデータで実践して見せた。
 これは、みんなに好評で質問の嵐だった。
 考えてみれば中信大の若手の先生がデータベースⅢを頑張って勉強して
くれれば必ずマスターできるはず。
 それは泉先生が、たった八ヶ月でマスターできた事で証明された。
 
 デモデータベースのフロッピーが欲しいと言う先生が多く北島が隣で
せっせとプログラム付きのデータベースのフロッピーディスクをコピーして渡して回った。そして十時過ぎに終了した。
 今回の研修会の総括を久光先生からしてもらった。

 四国の先生方の超速の進歩や中信大学の若手の積極的な参加に感謝すると
共に、これが医学の進歩に役立つ事を期待して研修会の終了の乾杯をした。
 また今晩も流れ解散となった。
 帰りの車の中で久光先生が北島に感謝するよと真面目な顔で
いうので思わず笑ってしまった。

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