102話:松本のマイホームを売る1

 東京に転勤となれば松本の家を売っていかねばならないと
女房と話し合った。
 女房から会社の友人一人が最近、宝くじか何か大きな賞金が
入り、今の借家を引っ越して近くのアパートに住んでる娘夫婦と
 孫三人と同居する大きな家を欲しがってると言う話を聞いた。 


 そこで、翌日、女房がその友達にもし北島の家を売るとしたら
買う気あるのか聞いたところ、もちろん買いたいと言ったそうだ。

 北島は、その話を聞いて北島家の売却の話を進める事にした。
 早速その友達を家に招待して、お話を聞く事にした。

 その週の日曜日に北島の奥さんが友人を連れてきて単刀直入に
転勤になるので、この家を売却するつもりだと切り出した。

 それを聞いて彼女は、やっと仲良くなれたのに別れるのは
残念だと言い、それで、おいくらで、お売りになるつもり
なのですかと言ってきた。
 4800万円では、どうかと思っていますと答えた。
 欲しいと思ってはいるのですが彼女一人では交渉できないので
親戚の人が銀行で働いているから相談してみると言った。
 翌日の晩、電話が入り今週の日曜に親戚の銀行員と
二人で相談に伺いたいと言うので了解した。

 その銀行員が家の中を拝見させてから、お話すると言う事で
良いですかと聞くので、もちろんとですと答えた。

まず一階、次に二階、次に玄関周り庭と庭に建てた屋根付き
駐輪場と物置と一体になった大きめの倉庫、庭用の水道と
外の電源、水道などを見せて回った。

 銀行員は、さすがにSKSハウスの住宅だ。
 うまく造ってありますねと言っていた。

 大家族向きで、彼女には、うってつけかもしれませんね
と言った。 築5年の割には、きれいですねと言われた。 

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